JUGEMテーマ:競馬必勝法

資産をローリスク・ハイリターンで増やすには、複利運用法が最適です。

「問題」
ここに的中率40%と25%の競馬必勝法があります。

あなたなら資産を、それぞれ何分割して投資を始めますか?


ここをしっかり意識しておかないと…
資産を一時的に増やす事ができても、いずれは破綻を招く事になります。

今回はそんな「投資競馬のリスク管理術」を、実戦データを交えてお話したいと思います。


まずは検証に用いた実戦データを記載

的中率
59.9%  単勝1番人気2.8〜3.1倍馬の複勝
50.2%  単勝2番人気4.3〜4.8倍馬の複勝
40.7%  単勝1番人気1.7〜1.9倍馬の単勝
30.3%  単勝1番人気2.5〜2.7倍馬の単勝
25.3%  単勝1番人気2.8〜3.1倍馬の単勝
20.0%  単勝2番人気3.6〜4.2倍馬の単勝
15.0%  単勝3番人気5.5〜5.9倍馬の単勝

※時系列で抜き出す為に、京都&阪神コースを使用

2004年7月11〜2009年7月12日  5年間の検証結果
的中率\連敗数  0  1  2  3  4 5~9 10~14 15~ 最大
 59.9 59.0 26.1  8.7  5.0 0.3  0.9   0  0  8
 50.2 49.0 23.1 13.1  9.0 3.6  1.7  0.5  0  10
 40.7 38.2 28.7 15.0  4.8 5.8  7.2  0.3  0  10
 30.3 30.1 22.4 13.8  9.7 7.7 13.8  1.5  1.0  15
 25.3 22.9 21.7 15.3 12.7 6.4 14.6  4.5  1.9  17
 20.0 17.5 15.5 14.3 11.6 8.0 23.5  7.6  2.0  25
 15.0 13.4 16.5  7.2  7.2 7.2 27.8  13.4  7.2  39

※枠内の数字は占める割合をパーセントで表したものです。

まずは的中率59.9%と50.2%の最大連敗数を見てください。

≪参考値…統計確率≫
連敗確率が5%を切る、1%を切る、0.1%を切る、0.01%を切る回数を記載

59.9  4連敗 6連敗 8 11
50.2  5 7 10 14
40.7  6 9 14 18
30.3  9 13 20 26
25.3  11 16 24 32
20.0  14 21 31 42
15.0  19 29 43 57

0.1%=1000回に1回も出現しない8連敗(59.9)、10連敗が出ています。

また全ての的中率で、「最大連敗数が、確率上1%を切る連敗数を超えています。」

このように現実の競馬では、統計確率を軽く裏切ってしまう訳です。

なぜそうなると思いますか?


その理由は…

競馬は「連続して同じ事が起こる!現象を繰り返す」傾向にあるからです。

あなたにも、心当たりがありませんか?

馬券が的中する時は続けて当たるが、外れ出したら目も当てられないとか…(笑)

それです。

このように的中率60%の競馬必勝法があったとしても…

資産を8分割した程度では、破綻してしまう訳です。


一般に出回っている投資術では ↓

連敗確率5%を切る連敗数×2で資産を分割
連敗確率0.1%を切る連敗数で資産を分割

などのリスク管理を提唱しているようですが…

これでは、結構破綻(パンク)しますね(笑)

安全運用を考えるなら ↓
「連敗確率0.01%を切る連敗数」での分割が最低条件となります。

私の投資経験から言わせて頂くなら ↓
連敗確率5%を切る連敗数×4」での分割をお勧めします。

例を挙げれば、的中率40%なら→6×4=24分割

ただしコレでも、リスクがゼロではありません。
天性の不運をお持ちの方は、破綻するやもしれません。

ではどうすれば、破綻を防げるでしょう?

答えは簡単♪

破綻を想定して、
ある程度の利益が出たら、その分をプールしておく。

破綻日までに、元の資産以上をプールできていれば良い訳です。


■最後に回収率を加味した(私のお勧めの)分割数を提示しておきます。
 
的中率\回収率 120% 140% 160%
 60  15  14  13
 50  19  18  17
 40  22  21  19
 30  34  32  30
 25  42  39  37
 20  53  50  47
 15  72  68  64
 10  110  104  98

※計算式は割愛

以上〜複利運用をする際の「投資競馬のリスク管理術」でした。

PS.複利運用を実践していると、
的中率40%で回収率140%の必勝法が、いかに凄いか!よう〜く判ります。

関連記事→回収率と的中率の関係