競馬パドック動画がYouTubeにアップされるようになりましたので、解説を試みます。

ところで、今あなたは、
「パドックを見なくても勝てる競馬必勝法を作りたい」と、思いませんでしたか?

そんなあなたは→パドックの見方の最初の5行を読んでみてください。


 映像を通して得られるパドック情報は主に3つ

1.馬体…全体の作りはどうか?腹目から脾腹にかけて太め緩めは?トモの張りは?

2.歩様…踏み込みの深さは?柔軟か?を、前肢・首&後肢と見なければ行けません。

3.気配…走る気満々か?入れ込んでいるか?

※トモの張りは映像の映り方によって確認できない場合もあります。
※現場(競馬場)なら、皮膚の薄さ⇒馬体の内からみなぎるパワーも感じる事ができるので、現場に行ける環境にある方は、パドックを生で見る事をおススメします。


第一歩 絶好調馬を目に焼き付けよう!

骨董品の目利きになるには「本物を多く見ろ」と良く言われいるように…
馬を見方を養う第一歩は、本物=絶好調馬の馬体・歩様を覚えることから始めましょう。

★フェブラリーステークスのパドック動画 絶好調馬は勝った2番グレープブランデー


解説)
1着2番グレープブランデー 前走より更に馬体に張りが出る。歩様は絶好調馬の好例。
2着6番エスポワールシチー ここ2走より張りが良くなり走る気もアップ
3着10番ワンダーアキュート 3走連続で勝負に出ておりデキ落ちを心配しましたが、張りもあり且つ柔らかい歩様をしており、好調を維持。

その他
4番ナムラタイタン 前走より踏み込みも浅く、気配も落ちる。※参考レースで確認を
12番ダノンカモン 前走より明らかに仕上がるも、この馬としてはまだ9分程度か。元来、好走時はパドックで誰が見ても判るほどの凄味のある馬体&動きを見せる馬。
14番テスタマッタ 前走よりは絞れるも、昨年のデキまでは?。踏み込みがまだ浅く、首差しの動きもやや堅く見えた。

参考レース) 東海ステークスのパドック動画
9番ナムラタイタン16番グレープブランデーの動きを、フェブラリーと比べて見てください。


縦の比較をする為に…

参考レース) 2012年フェブラリーステークス



★朝日杯フューチュリティSのパドック動画 絶好調馬は勝ち馬14番ロゴタイプ
5番コディーノも絶好調の馬体&歩様ですが、気合の面で気負いが見られます。



★中山金杯2013 10番ダイワマッジョーレが絶好調馬の歩様。
勝ち馬6番タッチミーノットも、休み明けとしては完璧な仕上がり。


解説)
1着タッチミーノット 絶好の歩様。腹目&トモの充実の点で絶好調に今一歩も、休み明けとしてはこれで満点でしょう。
2着アドマイヤタイシ 張り&歩様も柔らかく好調馬と判断できる。
3着ジャスタウェイ やや細めの馬体。首も高く集中力に欠け踏み込みの浅さも見られる。


★京都金杯のパドック動画 1番ダノンシャークの馬体の張りに注目


解説)
1着ダノンシャーク 馬体の張りと腹目&トモの充実が絶好調馬のそれです。
2着トライアンフマーチ 前走のような気負いも無く、馬体も絞れデキは上がっているも、まだ一皮厚い。


★京都記念2013のパドック動画 勝った10番トーセンラーに注目


解説)
1着トーセンラー 休む前より馬体がひと回り大きくなり充実している上に、非常に柔軟な歩様。
2着ベールドインパクト 腹目からトモにかけて少し緩い。走る気合はあり。
3着ショウナンマイティ 細目の馬体で走っていた馬だけに、一皮厚い。歩様は柔軟で調教が軽い割に好仕上がり。
4着ビートブラック 前走の有馬記念より走れる馬体で走る気も出て来たが、まだ一皮厚い。


★産経大阪杯2012 勝った11番ショウナンマイティが絶好調馬


解説)
1着ショウナンマイティ 休み明け2戦目で馬体に張りが出て、歩様の柔らかさも目立つ。
2着フェデラリスト 4連勝後も歩様の柔らかさを失わず。ただピークを過ぎたか?気負いが出始めている。
3着トーセンジョーダン いかにも休み明けの馬体も、萎んでおらず。走る気もあり。
5着ナカヤマナイト 休み明けにしては筋肉が落ちた細い仕上がり。



おつかれ様です。

最後までお付き合い下さったあなたに。
私がパドック映像を見る上で、いつも心に留めている事を列挙しておきます。

・犬より猫の歩様=柔軟な動き
・バスケットボールよりサッカーボール、サッカーボールよりゴム風船=腹目の充実&薄さ
・テレビ画像を通しても腹目の充実&薄さを確認できた馬は、絶好調。※ダノンシャーク
・イレ込みか?はたまた気合が乗っているかの判断には、細心の注意を。
・最後にもう一度、動きに活気、走る気力があるかを確認する。
・仕上がり不足でも、走る気力のある馬を簡単に切ってはいけない。
・パドックで切れるのは、能力不足で且つ仕上がり不足と、明らかに走る気力の欠ける馬。
・無条件に軸馬にして良いのは、能力均衡レースの絶好調馬だけ。

・2走ボケを判別できない馬あり。(好調に見えても2走ボケする馬あり)
・ダートはコズミ気味の(歩様の堅い)馬でも走ってしまう時あり。
・馬の個性として、一見太目に見える(腹袋のある)馬や、いつも気配の薄い馬あり。
・前走のデキ、好走した時のデキと比較できてこそ、正しい判断ができる。

歩様の柔らかさ、腹目の充実度合いを言葉で伝えるのは難しいので、抽象的な表現にしてみました。微妙なニュアンスをくみ取ってもらえれば嬉しいのですが?


一朝一夕でパドックの見方を会得する事はできません。

私は東京在住のおり、ほぼ毎日1年間、中央競馬と地方競馬のパドックに通い詰めました。
そうして半年が過ぎた頃、やっと馬の体内から発するパワーを感じ取れるようになりました。

その後の顛末は、私の投資競馬履歴に記載した通りです。

今はJRAレーシングビュアー会員になれば、
過去のパドック動画を1Rから見る事ができるようになりました。

私のような苦労をしなくて見方を会得できる環境が整っています。

見続けていれば必ず判るように成るので、あきらめないで下さい。

「あきらめない事が、必勝の法則」